私は雑兵

社内ニートが自律神経と戦っています。

【お題】糞歴史から学ぶネット社会

今週のお題「わたしのインターネット歴」

 

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インターネットの普及と共に、世の中の情報が素早く手に入るようになった。

そんな情報網が発達したのは私が小学生くらいのころで、その当時、インターネットができる家というのはかなり裕福な家だった。

 

そう、私はど田舎出身なのである。

 

さて、そんなインターネットが我が家にやってくると同時に、Webという大海へこの身一つで向き合うことになった私の糞どうでもいい歴史から、みなさんをあの時代のノスタルジーへ導こうと思う。

 

 

友人と立ち上げたホームページでHTMLを学ぶ

突然だが私には裕福な友人がいた。

当時、珍しかった携帯電話を小学生ながらに持っていたし、家にはハムスターや犬がゴロゴロいた。

 

そんな彼女があるとき、私とサイトを立ち上げようという話になった。

 

彼女はデザインの方面に興味があり、当時ホームページの作成を担当していた。

私はその横で画面をのぞき込む。

 

目の前に広がる英語の羅列。これがどうしてあのような華やかしい画面へと生まれ変わるのか。

今思えばただのHTMLだし、大したことはない。しかし、それ以降、私はHTMLに取りつかれたかのようにコーディングし始めた。

 

最初はそのホームページを。次第に自分自身で二次創作のサイトを持つことになった。

 

黒背景に白い文字という目に悪いサイトが出来上がったり、隠しリンクを作ってみたり、インデックスページにパスワード入力を置いてみたり……

 

あぁ!痛い!痛いよ!当時の私!と思うが、これをやっていたのが小学校高学年。

すこし早い中二病だったと思えば、まあ仕方がないことである。

 

個人サイトをまわるなら「サーチエンジン」を利用

当時、pixivなんてものはなかった。

そのため、同志を集めるにはサーチエンジンを駆け巡るしか方法がなかったのである。

 

今の若い子に説明するなら『簡易Yahoo!』とでも言えばいいのだろうか?

登録されたサイトが条件に合わせて一覧表示されるのである。

 

そこで表示されるバナーと呼ばれる画像に透過処理を施していかに工夫するかが胆だったり、サーチエンジンで上位に入れたくて自らINを稼いでみたり。

 

そんなノスタルジックな世界もあったのだ。若い子にはわからないだろうけど、おばさんにはあったのだ。

 

余談だが、その後に携帯ホームページが主流になった際には『ランク』なるものも誕生した。

その名の通り、登録されたサイトがランキング形式で表示されるものなのだが、今この辺のものはどうなっているのだろう。

 

というか、現在好きな作品ができて二次創作作品を探すにはどうすればよいのだろうか。だれか、このババアに教えて……

 

ニコニコ動画が19時以降見れるやつがヒーロー

私が高校生くらいの頃に誕生したのが『ニコニコ動画』だった。

当時、YouTubeのように動画を流すだけではなく、コメントが画面上を流れるという仕様は画期的で、みんなニコニコ動画に集まった。(のちに不要だと気づいた人もいたが)

 

この時、ユーザー数が増えすぎてサーバがダウンしないよう、人数制限が設けられており、19時以降もニコニコ動画へ入場できるのはごく一部だったのだ。

それはアカウント取得が早かった人順で、オタク界隈でこの『19時以降入れるやつ = ニコニコ動画の良さに早く気付いた先見の明があるやつ』という方程式が瞬く間に広がった。

 

「おまえ、まだ19時以降見れないの?ぷぷぷ」

 

みたいなことがあったのだ。本当に。

 

当時のことを振り返って、オタクたちはみんなこういう。

 

「当時の『ニコニコ動画』は輝いていたなぁ……」

 

インターネット化石となって

いかがだっただろうか。少しは夏休みに実家へ帰る安心感を味わうことができただろうか。

 

ホームページは個人で立ち上げる必要なくなり"pixiv"や"なろう"へと変貌を遂げた。

"ニコニコ動画"は衰退しつつあり、現在では"YouTube"や新しい動画配信サイトが頭角を現している。

 

最早、わたしは化石である。

インターネット化石である。

 

どーまんせーまん!とか、みっくみっくにしてやんよ!とか、VIPPERとか、やる夫とかそういった時代を懐かしむまなざしは、昭和生まれが昭和を懐かしむのに似ている。

いつしか、更新が途絶えそれでもサーバごと残っているホームページをリンクし、古代化石ミュージアムとか建ててみたいものである。

 

儚き日々は過ぎ去っていき、新しい風が吹き抜ける。

これもまた、歴史のよさである。