【うつ病】人生の休暇 「人の心モルモット知らず」
うちで飼っているモルモットのうち一匹が亡くなって、もう一匹が癇癪を起こすようになった。
ペットシーツを破き、暴れるようになったのだ。
もともとは大人しく、人見知りなモルモットなのでそのようなことはしなかったのだが、小さい頃から同じケージで育った弟分を亡くし、彼なりに悲しんでいたのかもしれない。
とりあえず、彼のストレスを発散させるために部屋を散歩させることにした。最初はビビって出てこなかったが、ついに散歩を催促するまでに至った。
さて、それと同時にケアすべきは人間の心である。
やはり二匹から一匹になったケージは寂しいということでもう一匹飼育することになった。
やってきたのは生まれて4ヶ月、クレステッドという種類のモルモットだ。三毛の毛並みがなかなかキュートである。
我が家の親分モルモットとの初対面。新入りは固まり、親分は興味津々であった。
親分の方は生まれたときから多頭飼育のため、他の個体へ露骨に威嚇をすることはない。ただ、興味はあるようで耳をあまがみしてみたり、毛をもぐもぐしてみたり吟味し始めた。
一方の新入りは他のモルモットなど見たのはほぼ初めてなのだろう。固まったまま動かなくなってしまった。されるがままである。しかし、数十分後、ついに堪忍袋の緒が切れたのか、威嚇し始めた。
興味本位で新入りに挨拶する親分と、警戒心から喧嘩腰の新入り。
喧嘩の結果、小屋を追い出されたのは親分であった。
「ご主人、なんか小屋を追い出されたよ」という顔で見上げる親分。そんな顔するでない。その小屋の主はお前だぞ。
とりあえず小屋は2つに分けた。我が家にモルモットアパートができた瞬間である。
はて、新入りはどのような子だろうか。今から楽しみである。