【仕事】オフィスカジュアル(夏)
突然ではあるが、私はブスである。
そしてセンスもない。
そんな私ではあるが、一応、人目にさらされるビジネスの場ではそれ相応の服装をしている。
が、それは所詮、相応だと思い込んでいる服装であり、実際は迷いに迷っているということを忘れないでいただきたい。
今日はそんな私がオフィスカジュアルについて毒を吐いていこうと思う。
オフィスカジュアルのはじまり
実をいうと、最初に勤務した企業には制服があった。そのため、出勤時の服装は何でもよく、真っ赤なワンピースで出社している女性社員も存在した。私も結構自由な恰好で出社し、制服に着替え、退勤時には私服にもどっていた。
しかし、いざ客先に出ることになるとそこには華麗な女性たちばかり。オフィスカジュアルと呼ばれる半私服・半スーツのような服装に身をまとった人であふれていた。一時期、丸の内で働いていた頃に関してはキラキラOLに囲まれていたため、私は土をかぶったじゃがいもくらいに認識されていただろう。
(やばい、このままでは浮世の者ではないとばれてしまう)
当時、強い同調圧力を感じていた私はすぐさま服を購入することになった。
しかし、そこには見渡すほどの衣服。はて、どれを購入すればよいのだろうか?
ヒント1 - 清潔感を持つべし
清潔感って何よ?埃が付いていないこと?そんなのどの服でもそうに決まっているじゃない!と、半分憤りを感じながら、スマートフォンで調べたなけなしの知識に毒を吐く。
ビジネスの場において清潔感ほど重要な要素はない。少なくとも、私がリサーチした感じそうである。しわしわの服ではなく、アイロンがけされた張りのあるシャツ。輝く笑顔。見える白い歯、というわけだ。
では、具体的にはどういうことをいうのだろうか。答えは先ほど書いている。要はだらしなく見えない服装ということだ。
シワのつきやすい麻(リネン)等は避ける。折り目はアイロンがけでただす。華美な色は避ける、と学生時代に聞いたような話の応用なのだ。
しかし、これでも購入する服の候補は減らない。どうすればよいのだろうか。
ヒント2 - おじさんの思う清潔感は女性と違うことを心得よ
私たちの服装を見て文句を言うのはだれであろう。
まずおじさん。次におじさん。その次に女性である。
同じ女性からねたまれるのはともかく、このおじさんという存在は非常にやっかいだ。彼らは流行というものは知らず、自分の感性で服装から内面をあぶりだそうとする。
たとえば数年前に流行った「ガウチョパンツ」と呼ばれる丈の長いサラサラとした生地のパンツ。女性からすればおしゃれだし、シルエットもフェミニンさがあって悪くない。しかしおじさんから見ればこうである。
「え?裾、床につきそうで不潔じゃん?あと、丈が長すぎで仕事の邪魔」
そう、おじさんたちにこのおしゃれはわからない。それどころか、下手をすれば不潔ととらえられてしまうのだ。
以上のヒントから導き出された答えは……
以上の情報より、私は一つの結論に至った。
ビジネスカジュアルを買うならユニクロへ行こう。
シンプルかつお値段据え置き。そしてなにより不潔感からは無縁のユニクロで購入した服は間違いなくオフィスカジュアルである。
あとはどこかでヒールの低いパンプスを購入すればすべてが完成なのだ。
あともう一つ、購入元があるとすればスーツ屋に売られている服は大体大丈夫である。ただ、スーツ屋で売られている衣服は値段が張ることが多いので、安価に入手するのであればユニクロが断然おすすめである。
以上が、私の導き出した答えだ。
もしオフィスカジュアルについて迷っている人がいれば参考にしてもらいたい。