【仕事】フリーターが払わなきゃいけないお金の話
一時期、フリーターをしていたことがある。
別に「俺は将来、大物になるための充電期間中なのさ!」といった類のことではなく、単純に療養のためだった。
とはいえ、この時に経た経験はいまでも割と生きているので記載しようと思う。
最近、私はお金にまつわる仕事なら長続きするのではないかと考えるようになってきた……
- フリーだ!
- 『税金』と言われたところで難しくて……
- 所得税 - 働いた人から徴収する国税
- 住民税 - 住んでいる市町村へ支払う税金
- 国民保険料 - 国民が入るべき保険
- 国民年金保険料 - 国民が入るべき年金
- 雇用保険料 - 労働者が払うべき保険料
- 納付できない場合は?
フリーだ!
さて、フリーターと呼ばれる人々はいったいどういった人のことを指すのだろう。様々な定義はあるが、一般的に『定職に就かず、アルバイトで生計をたてる人』を指す。
メリットとしては予定が非常に組みやすいということ、本気でやれば正社員より稼げる場合があることなどがあげられる。
逆にデメリットとしては福利厚生を望むことが難しい、社会的信頼を得ることが難しいなどがあるが、もう一つ極め付けは『税金等の処理を自分でしなければならない』ということであろうか。
『税金』と言われたところで難しくて……
意外なことに正社員は『税金』を意識しないで働いている人が多い。給与明細を開いても「なんか引かれているな?」くらいにしか見ていない人が多い。少なくとも、私はそうであった。
では具体的に支払わなければいけない税金というのはどのようなものがあるのだろうか。
【支払うべき税金等】
……以上である!
実はさほど多くはなく、さらに言うならば所得税と雇用保険は大抵の場合、勤務先が自動に差し引いてくれる。
そのためフリーター自身が意識すべきは(2)~(4)の3つなのだ。
所得税 - 働いた人から徴収する国税
それでは1つずつ確認していこう。まずは所得税である。
結論から言うと、これはフリーターであっても給与から差し引いて納税してくれる勤務先がほぼ100%だ。
もしかしたら例外はあるかもしれないが、大抵の場合は勤務先で計算、納付までおこなってもらえるので気にしなくても大丈夫だ。
住民税 - 住んでいる市町村へ支払う税金
では次に住民税である。
納付は年4回で、その時期に市町村から通知が届く。
これをコンビニ等に持って行って支払うことで納税ができ、役所に問い合わせれば金額も教えてくれる。
支払金額は前年度の所得に対して決まる。つまり、去年まで正社員で退職したフリーターは非常に苦しむ結果になる。
しかし、苦しく納税したとしてもきちんと確定申告を行うことで返ってくるので安心しよう。(というか確定申告をしよう)
国民保険料 - 国民が入るべき保険
国民保健とは制度として加入が義務付けられている保険である。
これを支払うことによって保険証を保持することができ、医療機関での割引を受けることができる。
納付は1月ごと。基本的には加入した月に役所から1年分まとめて納付書が届く。
※ちなみに無くしても役所にいけば再発行してもらえる
金額が割と大きいが、体を守る手立てとして払っておこう。
国民年金保険料 - 国民が入るべき年金
国民保険料と併せて覚えておかなければならないのが、この国民年金保険料である。
これは未来的にもらうことのできる年金を納付しなければならない制度だ。
納付は1月ごと。基本的には加入した月に役所から1年分まとめて納付書が届く。
※ちなみにこれも無くした場合は年金事務所にいけば再発行してもらえる
とはいえ、この国民年金は所得が低い場合免除してもらうことが可能。
また、逆に一定条件さえそろえばフリーターでも厚生年金がかけてもらえる。
雇用保険料 - 労働者が払うべき保険料
最後に雇用保険である。
これは前述した所得税と同様、会社が払ってくれている場合が多い。
ちなみに雇用保険は加入に条件があり、その条件が満たない場合は加入すらできないので条件はきちんと確認すべきである。
納付できない場合は?
簡単な話、役所等に問い合わせよう。
フリーターは所得が極端に低い場合が多く、そういった場合の減免措置が大抵の場合は存在する。
減免措置は一時的に納付をしなくてよかったり、納付額を低くしてくれたりする。とにかく、納付できない場合はきちんと相談することが大事なのだ。
フリーターは自由な反面、こういった厄介な処理がおおい。しかし、きちんと知って対処すれば怖くはない。活用していこう。