【仕事/休職/退職/転職】休職して仕事をやめたら自主都合退職じゃなくなる話
※2018/08/20 更新
仕事を辞めて、自由になった話は前日したが、今日は休職後に退職となったパターン後の話をしようと思う。
ネットで検索しても同じパターンの記事が少なそうなので、誰かの心の不安を取り除けたら幸いである。
退職で発生する"失業保険"
仕事を辞める→お金がもらえる、という仕組みは日本のどういうバグなのだろうか。(仕様です)
これが失業保険である。
基本的には1年以内に6ヶ月以上雇用保険に入っていることが条件である。そして大抵の場合、雇用保険は会社が入ってくれているはずだ。(入っていなかった話は別の機会に記載する)
さて、この失業保険であるが、基本的には退職事由により、以下の2通りに分けられる。
- 会社から退職を命じられた場合(会社都合退職)
- 自ら退職を希望した場合(自己都合退職)
この2種類での大きな違いは受給期間開始にある。すなわち、いつから失業保険をもらうことができるか、という点だ。
その『受給期間開始』は以下のようになる。
- 会社都合退職 → 原則としてその月から受給可
- 自己都合退職 → 3ヶ月後から受給可
原則として会社都合の場合は「会社からいきなり言われて大変だろうからすぐに受給できる」という精神で、自己都合の場合は「自分で辞めたのだから、準備くらいしてるでしょ」という精神である。
休職→退職 場合によっては『会社都合』にできる
さて、ここからが本題。私は会社で働いたのが原因でうつ病になり休職期間を経たが、会社で働きたくなくて退職した。おそらく、こういう人は日本全国にいるだろう。
では、こういった場合自主都合退職になるのだろうか。
答えはNO。ただし、条件がある、である。
まず、会社で働いたのが原因でうつ病になった場合。これは間違いなく、会社のせいである。なので、それが原因でやめたのであれば、それは自主都合ではなく会社都合に認定してくれる。
このため、3ヶ月間受給できないという制限は解除され、その月から受給が可能になる。
ただし、条件が1つある。それが治療証明書を提出するというものだ。
そもそも、失業保険とは都合により退職したが、働くことができる条件がそろっている人に対し、その活動を援助するための金銭だ。
そのため、うつ病が完治していなければこの括りではなく、病気が治っていることが大前提となる。なので、必ず治療証明書の提出が求められるのだ。
※ちなみに『治療証明書』は病院で発行してもらうことが可能
一番よい方法とは?
上記の内容をまとめ、私が考える最善の策とは
退職する前に堂々と休職期間を使って不調を完治させ、治療証明書をもらってハローワークの門をたたき、失業保険を受給する
である。
正直、休職者を出すのを嫌がる会社もあろう。だが、そんなこと知ったこっしゃないのだ。こうなったのは会社のせいであると我がままになるのは今なのである。
もし会社が原因でうつ病などになったのであれば、迷わず休職を取り、それから退職すればよいのだ。
声を大にして言いたい。
会社と私(自分)、どっちが大事なのよ!
以上、休職→退職を経験した者からの心の叫びである。
この叫びが、だれかを救えば、これ幸いである。