【仕事】派遣社員でも『雇用保険』は払ってもらえ
何回か仕事を変えている私は、その数だけ会社の良し悪しを知ることになる。
ここ数年、ブラック企業の言葉を皮切りに数多の会社が出ては消えを繰り返しているが、今日は違法になるかもしれない派遣会社の話をしようと思う。
派遣社員だって、守ってもらえる。そんな話。
きっかけは1本の電話だった
12月に派遣社員登録を済ませ、気が付けば4月である。そんな春に派遣会社の担当者が変わった。
今まで明るいおじ様だったのが、物静かな若者へと変わってしまったのだ。
その時はなんとも思っていなかった。しかし、昼休み。突如電話が鳴ったかと思うと、派遣会社の担当者は、心もなさそうに言った。
え?入ってなかったの?
そもそも『雇用保険』とはなにか
そもそも『雇用保険』とは何か、から話し始めよう。雇用保険とは『労働者が万が一、失業などをした際に生活や雇用の安定を図るためにお金を給付する制度』である。
つまり、退職した際に失業保険がもらえるのはこの『雇用保険』への加入が前提条件なのだ。
『雇用保険』って派遣社員も入れるの?
答えはYESである。それどころか、パートやアルバイトも一定条件さえクリアしてしまえば入ることが義務付けられており、入っていないことが違法である。
では条件とはなにか。派遣社員(アルバイト・パートも)は以下の条件が満たされている場合、加入が義務付けられている。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
- 31日以上雇用が継続される見込みがある場合
ちなみに私は前述したとおり12月から始めて4月時点で雇用保険に加入しておらず、(2)に該当するが加入していない=違法という状態であった。さらに付け加えるならば、この時、休みは1週間のうち2日程度。8時間×5日=45時間/週で働いており(1)にも該当するという違法の満場一致状態であった。
では『雇用保険』に入っていないと何がまずいのか
端的な話、失業保険が受給できないのである。
たとえばこの後、私は11月にこの仕事をやめるのだが、失業保険の受給条件は『離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12ヶ月以上あること』である。
さらに、私の場合、1つ目の会社を退職後、失業保険を受給しており、雇用保険の加入は一度リセットされる。つまり、私の雇用保険加入時期は4月~11月の8ヶ月となり、失業保険が無事、受給できないという状況になるのだ。(この話も今後、詳しく記載しようと思う)
だからこそ、口を酸っぱくして述べる。
派遣社員だからって『雇用保険』を加入させてくれない会社は違法。今すぐ加入を迫るべきだ。
もしも難しいようであるならば、労基に駆け込むのがよかろう。違法な会社は処分、処分。
【参考】