【その他】美人の教科書がほしい
女に生まれたその人は、化粧をすることにより美人へと生まれ変わることができる。
しかし、生まれながらの美人という者には勝てず、ましてや化粧をしてもブスな人間は地の底を這いつくばって生きるしかない。
いかにも、私がブスである。
化粧をしても、ブスである。
人は外見ではない、という言葉は聞き飽きた。
何故か。私は性格もブスだからだ。
このブログを読んでいただければわかるだろう。
私の性格ブスが。
意識低い系ブスなのだ。
もはや、救う手だてはない。
【目次】
美人ってなんだろう
そもそも、美人ってなんであろうか。
見た目の美しさであろうか。
個人的には"自分のことを美しいと思える才能"であると思う。
自分のことを「美しい」と思っている人は、ブスであることに悩まない。
しかし、自分のことをブスであると認識している人のなんと醜いことか。
(私のことである)
ある日、鏡を見て「あれ?今日の私、美人?」とか思えるわけがない。
思えるのは「やだぁ、わたしってば、絶妙なブス」くらいなものだ。
化粧という係数
じゃあ、化粧をすればどうか。
たとえば1の素材があるとしよう。
それが化粧をすることによって10になるとする。
ということは化粧という係数は10なのだ。(1N=10であればN=10)
では、1を平均値とした場合のわたしの顔面いくつか。
0.1程度である。
この0.1に化粧係数を掛けてみよう。
0.1*10=1である。
そう、ブスはどれだけ化粧をしても平均にしかならないのだ。(私のことである)
しかも、化粧をする前は0.9しか差がなかったのに、化粧をするとその差は9になるのだ。
すなわち、平均的なかわいい人の9人分である(?)。
さらに、生来の美人を3とすると、化粧係数による数値は30。なんとブス(私)の30倍である。
ありのままの、姿見せるのよ
とはいうが、世の中の女性に対するハードルはそこそこ高い。
大股で歩いたら減点、くしゃみはかわいくないと減点、しゃべり方が汚いと減点、手を叩いて笑えば「あいつはオラウータン」と言われる。
基本点の低いブス(私)はこの時点で赤字確定なのだ。
じゃあどうすればよいのか。
美人の教科書がほしい。美人になれなくても、せめて普通になりたい。
そう願い、私は文字を打ち込んだ。だれにきかせるでもない。
ただ、ブスな自分を呪うように……