【仕事/退職】国民年金と厚生年金はどう違うのか
会社に所属していると年金についてあまり考えない。
それは給与から勝手に引き抜かれているからだ。
しかし、会社をやめてフリーターをやり始めたころ、ふっと気が付いたことがある。
そういえば、国民年金と厚生年金ってなんやねん。
今日はその辺について書いていこうと思う。
【目次】
違い(1) 支払金額の算出方法
まず違いとして、支払う金額の算出方法がある。
文字でずらずらと書いても読みにくいので以下へ簡単に記載する。
- 国民年金 … 一律
- 厚生年金 … 給与に応じて変動する
国民年金については一律で決められており、それはHPで確認することができる。
(記事を書いている2018年8月現在は16,500円ほど)
対して厚生年金は給与の約18%(※変動する可能性あり)ほどを納付することになる。
たとえば月額20万円ほど給与でもらっている場合、おさめなければいけないのは36,00円となるわけだ。
違い(2) 折半
さて、厚生年金の算出方法を見たとき「高い!」と思った方も多いのではないだろうか。
しかし、厚生年金には国民年金にはないメリットがある。
それが企業との折半である。
つまり、厚生年金は納付額の半分を企業が折半してくれるのだ。
先ほど、20万円の所得に対して、36,000円の納付となったが、実際に自分が納付するのは半額になり18,000円になる。
違い(3) 受給額
しかし、上記の計算をしても「やっぱり厚生年金の方が高いし、入る意味がないのでは?」と思う人がいるかもしれない。
が、あえて言っておこう。
厚生年金のほうが国民年金より優れている。
ここで話を年金の基礎に戻そう。
そもそも、国民年金とは「基礎年金」と呼ばれているものであり、20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入しなければならない年金制度になる。
対して厚生年金とは「国民年金に上乗せされて給付される年金」のこと。
つまり、厚生年金を払っていれば国民年金も老後に受給できるのである。
とどのつまり、厚生年金を払い続けることによって老後の受給額が上がるのだ。
結論:厚生年金 > 国民年金
結論を述べるとすれば、そもそも厚生年金に入っていた方が得である、ということだ。
金額の半分は会社が支払ってくれるし、受給金額も上乗せになる。
中には「正社員の試用期間だから国民年金な」といってくる会社もあったり、「派遣社員だから厚生年金には入れないよ!」という会社もあるので、自分が一体なに年金を払っているのかは確認しておこう。
余談だが、先ほどでた話は以下の記事に記載している。
合わせて読んでほしい。