【仕事】正社員の試用期間であっても保険・年金はかけてもらえる話
転職回数が多ければ糞な職場にぶちあたることも多い。
それは仕方がない。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるし、当たったらあたったで糞みたいな待遇を受けることはある。
そんな糞な職場コレクション、略して糞コレの中から今日は『正社員登用の試用期間なのに社会保険と厚生年金をかけてもらえなかった話』をする。
【目次】
正社員登用の試用期間!さて今月のお給料は?
正社員登用を控えた試用期間を1ヶ月やり終えた。
試用期間については明記されていないが、基本的に2ヶ月。無事、半分を終えたのだ。
さて、そんな中もらった給与明細。よくみるとふとあることに気付いた。
あれ?厚生年金、社会保険ひかれてなくない?
実際に社長へ聞いてみた
当時、入社したのは従業員数が私含めて5人の小さな会社だった。
早速、現場に向かう社長に向けてこの件について尋ねてみることにした。
社長は当たり前のようにこう言った。
「あー、雑兵Aさんはまだ正社員じゃないからね。社会保険も厚生年金もかけられないんだよ。正社員登用になったらかけるから」
確かに、2ヶ月程度であればと思う人もいるかもしれない。
しかし、フリーターを経験した私にとってみれば社会保険も厚生年金もかなりメリットのある代物だ。
さらに、最初の会社は試用期間でも両方かけてもらっていた。
正社員を前提にしている雇用であるならば、この点は正社員と同じ待遇を受けるべきではないのか。
結論、両方かけてもらえる!
気になった私は様々なサイトを練り歩き、情報をかき集めた。
結果、得た答えは
厚生年金も社会保険もかけるのが義務
である。
そもそも、正社員を前提とした試用期間は『正社員と各種法令ともに同じ』である。
そのため、厚生年金も社会保険もかけてもらえるのだ。
では、なぜにそこまでこだわるのか。
当時、フリーターとして健康保険を10,000円程度、国民年金を15,000円程度支払っていた。
フリーターの少ない出費内ではかなり痛い出費だ。
しかし、その中で社会保険は納付すると所得からの控除となり納付すべき所得税や住民税が減るというメリットがある。
加えて厚生年金は料金を自身と企業で折半するため実質半額の納付でよいというメリットがあるのだ。
このためフリーターを経験し、その出費の痛さを知っている私からすれば、そのメリットを得るための正社員であり、クズなので、可能であればすぐにでもそのメリットを味わいたいのだ。
結論、かけてもらっていないなら交渉しよう
実をいうと、この次の月にこの会社を退職したため双方ともかけてもらっていない。
それはある種、退職後すぐに失業保険を受給するために違法部分を抑えていたということである。
※上記記事のように違法部分を抑えてやめる場合は自主都合ではなくなる可能性があるため
しかし、そうでないのであれば必ず交渉することをお勧めする。
厚生年金も社会保険もかなりの額であり、会社側のわがままでその金額を増やすなど愚の骨頂。
すぐにでも交渉しよう。
たとえ転職した先がブラック企業でなくても、この辺の知識が薄い会社はゴロゴロ存在する。
自分の身は自分で守るのが、転職の鉄則なのだ。
【参考】