私は雑兵

社内ニートが自律神経と戦っています。

【その他】そりゃ、それを"エロい目"で見たら"エロい"でしょうが

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昔、どこかで

 

『自転車と性的興奮を覚える写真を交互に見せた男性が、自転車を見るだけで性的興奮を得るようになった』

 

という何の得にもならないパブロフの犬的な実験を読んだことがあるのだが、なによりも不憫なのは自転車を性的にしか見れなくなってしまった男性である。

 

是非、手厚いカウンセリングをお願いしたい。

 

さて、今日は最近のニュースを見て思うことを書いていこうと思う。
どうでもいいけど、キズナアイちゃんかわいいよね。

 

【目次】

 

NHKの特設サイト『ノーベル賞 まるわかり授業』にキズナアイちゃんがホスト役で抜擢された件について

タイトル長い。


さて、最近こんなニュースが飛び込んできた。

 

news.yahoo.co.jp

 

ニュースを知らない方のために簡単に解説すると

 

【経緯】
NHKの特設サイトにVTuberバーチャルYouTuber)のキズナアイがホスト役として選ばれる

これに対し「女性の体を性的に強調したキャラクタを使うな!」という反応がある

 

というものである。

 

だが、果たしてキズナアイは本当にホスト役として不適切なのだろうか?
そしてキズナアイは女性の体を性的に強調したキャラクタなのだろうか?

 

そもそも、キズナアイが抜擢された理由とは?

ではキズナアイというVTuberがなぜNHKの作成したサイトにホスト役として選ばれたのだろうか。

 

先ほどリンクを貼らせていただいたニュース記事の筆者、山本一郎さんはこう分析している。

 

もともと、キズナアイ自体は日本政府観光局(JNTO)の訪日促進アンバサダーに就任したり、世界的にファンを獲得している日本発のコンテンツ(キャラクター)として人気を博しています。今回のNHKの特設サイトにおいても国立研究開発法人・科学技術振興機構JST)の監修のもとで、主にキズナアイに関心を持つ若い男女に訴求するキャラクター性と、ネット上のバーチャルキャラクターであるという先進性が理由で番組公式キャラクターとして起用されたのではないかと思います。

 

つまり、

 

  • そもそもキズナアイ日本政府観光局の訪日促進アンバサダーである
  • 世界的にファンを獲得しているキャラクタである
  • 若い男女に何かを訴えるためのキャラクタ性がある
  • ヴァーチャルキャラクタという設定の特性がある

 

の4点からの起用ではないかという意見だ。


確かに、彼女(?)がインターネットという世界中に蔓延るネットワークを介して若い男女の感性に訴えかけているのは事実であろう。

 

しかし、問題点はそこにはない。
今回の件で問題になっているのはそもそも、そういった起用理由とは違った場所で起きているのである。

 

「え?キズナアイちゃんって性的なんですか!?」

事の発端となったのはこのツイートだ。

 

 

要するに

 

キズナアイとかいう女性の体を性的に誇張したキャラクタを起用するなんてやめて!」

 

みたいなことなのだろうか。


しかし、私はこの意見に対してこういいたい。

 

「え?キズナアイちゃんって性的なんですか!?」

 

そもそも、普通の人はキズナアイを見たところで

 

「あぁ、萌え絵がしゃべってるなぁ」

 

程度の認識であろう。


しかし、この弁護士とかいう偉い方は凡人の私(達?)とは違う感性をお持ちのようで

 

キズナアイ(萌え絵) = 性的なイラスト

 

と認識されているようだ。

 

これについてはもう、前述した『自転車パブロフの犬』のような話で、もはや受け手側が「私は萌え絵をそういう目で見ています」という、まさしく「自己紹介乙w」状態であるとしか言いようがない。

 

『月曜日のたわわ』の問題について

また今回の件で思い出したのは『月曜日のたわわ』という作品である。

 

内容としては胸の大きな女性のイラスト(漫画)が月曜日に更新されるというもの。

これに対しても、当時「女性を性的に見ている!」と批判が上がったのは(私の中で)記憶に新しい。

 

しかし、この問題だって同じことなのだ。

 

そもそも『女性の胸 = 性的』という脳内での認知が働かなければ、このイラストとてただの『胸の大きな女の子のかわいいイラスト』程度である。

 

しかし、受け手側が「これは性的な目的で描かれているに違いない!」と判断したとすれば、それは性的なイラストになってしまうだろう。

 

そしてこれも、言ってしまえば「自己紹介乙w」案件なのである。

 

ただ、このイラストが本当に『性的趣向として描かれ、公開されている』のであれば問題となる声も仕方がないとは思うが。

 

結局のところ"エロい目"で見たら"エロい"でしょうが

というわけで、個人的には今回の問題に対しては『受け手側の問題だし「自己紹介乙w」としか言いようがない』と判断している。

 

というか世界中で『萌え』という文化が定着してきている以上、この問題の根本的解決というのは難しい。


そこには、ただ単に『萌え』を嫌悪するという問題だけではなく、『オタク蔑視』や『サブカルチャーのメイン化』といった問題も含まれるのだ。

 

また、男女という性別が薄くなってきた現代において『女性キャラクタ』だけを問題にすべきではない
極度に誇張された『男性キャラクタ』が問題にならないのも問題である。

 

つーか、弁護士ほどの頭のよい人がキズナアイというキャラクタを性的な目でしか見れないのが問題なのではなかろうか。

 

惜しくもこの間、頭のいい人とは会話が成り立たないのだろうか?みたいな記事を書いたが、おそらくこの弁護士と私は、会話が成り立たないに違いない。

 

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