私は雑兵

社内ニートが自律神経と戦っています。

【仕事】何か特化することを学べばよかったなぁ、って社会人になって後悔してる

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昔のMMORPGではスキルにポイントがついていて、それをどのステータスに振り分けるかというのが選べた。

例えば魔法使いであれば魔法系のステータスを上昇させればよいし、剣士であれば物理系のステータスを上昇させればよい。私などは変人なので運を異常にあげていたりした。

 

そんな過去のゲームに思いをはせながら社会人になった私は、なにのスキルも持っていないことに気が付いた。

思えば、私は苦手を克服することに特化していて、得意を上達させることに尽力しなかった。

 

これをジェネラリストっていうんですってよ、奥さん。

 

【目次】

 

ジェネラリスト = 攻撃力も防御力もそこそこだけど、だれにも勝てる能力がない戦士

あの能力もいいなぁ……でもこの能力もまだ上がってないのに、得意なことばかりに注力するのはダメだよね?あ、でも他の人はレベルアップするたびに好きなスキルにポイント振ってる……でも私は何でもできるように全部のポイントを平等に振り分けておこう……

 

みたいに、なんでも対応できるように全パラメータへ平等に振り分けていったそれなりの戦士をジェネラリストという。

 

もっと一般人向けに言うと、広範囲に知識を持ち合わせている人のことを指すようだ。

 

最近になって私はこの言葉を知ったのだが、私はしみじみ思う。

私、ジェネラリストタイプだなぁ、と。

 

生まれながらにして、持っている能力があるとして、学校の成績表で嫌というほど自分の能力値を知ったのち、では私はどうしてきたのだろうか。

持てる時間という名のスキルポイントを使って、苦手を克服しようと取り組んできた。

 

その結果、大抵のことは一人で対応できるようになっていた。しかし、それと同時に自分には何も取り柄がないことに気付いてしまったのだ。

 

スペシャリスト = 防御力は薄いけど、攻撃力が他のだれにも負けない戦士

一方そのころ、好きなことに尽力し、自分の得意を伸ばしてきた奴がいる。

 

そんなやつこそがスペシャリストだ。

 

スペシャリストは苦手を顧みず、好きなことや得意なことに全力でスキルポイントを振り分けてきた。

 

紙のような防御力、しかし攻撃力はだれにも負けない。そんな状態で奴らは社会へとやってくるのだ。

 

「私、書類作成ならだれにも負けません!」

「俺、知らない人とでも話すの楽勝っす!」

 

そんな化け物たちに、私のような何でもそれなりにこなすマンは崩れていくしかない。

 

「あ、その……全作業、それとなくできます」

 

スペシャリストが輝ける時代がやってきた?

昨今、YouTuberやブロガーなどを代表にするフリーランスが輝ける時代がやってきた。
彼らは何かに秀でたスペシャリストなわけだ。

 

例えば動画編集スキルがすごいとか、発想が他の人とは違うとか、書く文章が上手であるとか、ものすごい体験をしているとか。

 

そんなスペシャリストが輝ける時代が、ついに到来したのである。

 

そもそも、ジェネラリストはすべての作業をそれなりにできるのだ。その精度は一人のスペシャリストにはかなわない。

私が80%のクオリティで仕上げたものを、スペシャリストは100%以上の精度で仕上げてくる。

じゃあ、別の作業で勝負、となると今度は別のスペシャリストがやってきて……

 

あれ?私が他人に勝てるところってなくない?となってしまうのだ。

 

ジェネラリストはどう生きればよいのか

ではジェネラリストはどう生きていけばよいのか。

 

自らの特化した部分を探し、今から研鑽するしかない。

 

つまり形だけでもスペシャリストになるしかないということだ。生き残れるのは強い者ではない。変化を受け入れることのできる者だ。我々は進化を促されていると思えば、スペシャリストを目指すことも歴史の一部として受け入れられるだろうか。

 

そうやってスペシャリストになりたくて、自分なりに考えた他人にない私の特徴が、これである。そう、つまり私の特徴は文字を書くことが苦にならないことと、転職と退職を繰り返している経験だったのだ。

 

いや、転職と退職を繰り返しているって自慢にもなりませんわ。

ごもっとも……