【仕事】せめて他人が読んで理解できる文章力を身に着けてくれ
絶賛、大忙しだ。
大忙しだが、ブログは書く。山積みの仕事(社内ニート的に)がある程度片付いたところでの息抜きだ。
過去、毎日のように更新していた当ブログであるが、現在では二日に一回ほど。これほど更新率が下がっているのは私自身にタスクが積まれ仕事が増えているからであるが、その仕事で現在気になることが盛りだくさんなのだ。
アルパカのように唾を、ゴリラのように糞を投げつけられたらよいのだが、それをすれば私は変態という社会の底辺に落ちてしまう。いや、今も底辺なのだけれど。
【目次】
ブラックボックスの手順はブラックボックスだった件
実を言うと、現在、他社から業務の引継を受けている。
引継は手順書ベースで行われ、わからないところも文章ベースでのやり取りになり、口頭での説明はほとんどない。
今朝、はじめて手順書を受領した。
ウキウキである。今まで知らないままに流れるメールを「へぇ」と大口開けてみていた中身が理解できるようになるのだから。
しかし、ブラックボックスを空けたら、やはりブラックボックスであった。
まず、日本語が読めないのである。
いや、正確には読むことはできる。しかし、この手順書を書いた人が意図する部分をくみ取れないのだ。
「以下の、任意のフォルダに保管する」と書いてあるが、フォルダが指定しているのならそれは任意とは言わない。指定のフォルダなのだ。任意って、私の好きな場所に保管してもええねんか?
次に画像と書いている内容があっていないのだ。
「三つのセルと」と記載してあるが、画像で赤枠に囲まれたセルの数は四つ。私の目がついにバグったのかと思ったが、そうではない。何度みても四つと三つである。
そして最後に構成がへたくそだ。
上から順に読めば理解できると思ったが、上にいったり下にいったり大変だった。お前は一昔前のゲームブックか。
他人が理解できる文章は難しいが役に立つ
私がブログを始めたころ、文章の構成というのは非常に悩んだのを記憶している。どの項目を前に持ってきて、どういった順序で読めばよいか、構成に数十分はかけていた。
文章を書くというのは簡単ではない。書くだけであればだれでもできるが、自分しか知らないナレッジを他人に伝えるのは非常に難しい。自分の脳にケーブルをぶっさして、相手の脳にも突き刺して、情報を具体的に漏れなく共有できればよいが、今の時代、そうはできていないのである。
兎に角、人間が情報を共有し、その人がいなくなっても後世に伝えるには文章が最も効率のよい手段である。
まあ、今の時代なら映像があるのだが、それはおいておこう。
しかし、他人に自分のすべてを文章で伝えるというのは難しいのだ。言葉の選び方、括弧など記号の凡例、文体の統一、等々。
だからこそ、ビジネススキルとして文書能力が問われているのだろう。
ビジネスで必要とされている文書の特徴としては
- 短く
- 意図が正しく把握できる
この二点に尽きる。
そういった意味では「いかがでしたか?」などとかわいこぶっているブログの文章が世に蔓延っている理由も納得だ。彼らの特徴は上記二点に集約されるからだ。
人を感動させる文章ではなく、情報の伝達に重きを
というわけで、読まれて「やばい、まじ、卍」などと読み手が思っている文章などビジネス文章ではなく戯言である。
もしくは一級の文学のどちらかだ。
人を感動させる文章ではなく、情報の伝達に重きを。
血の通っていない言葉だが、手順書を作ってくださった御社には是非、一読いただきたい。