【仕事/退職】退職時、絶対に有給消化を成功させるための対処法
退職が決まり、有給消化を考えている人は多いのではないだろうか。私自身、退職時は20日ほど有給が余っていたので有給消化を行った。
しかし、この有給消化。会社によっては「退職時の有給消化は無効」だとか「給与計算が面倒だから取らないでほしい」とか「有給買い上げるから働いてくれ」などと言われて消化できないケースがあるようだ。
今日は、そんな方のために『どうやって有給消化をすべきか』という対処法を記載しようと思う。
【目次】
有給は過去の労働に対する労働者の権利である
さて、世の中の糞会社がつぶれないのはどういったシステムなのだろうか。
世の中には「有給はこれから働くことに対して与えられる休日!退職するやつの有給はゼロになる!」と主張する糞人事もいる。
歯、くいしばれ?
そもそもであるが。
有給とは『社員として6ヶ月はたらいた成果に対する休暇』である。
つまり、有給とは過去の実績に対する報酬なのだ。
だから「退職者の有給はゼロになる」というのは全く通用しない。
何故なら、退職以降に対する評価で有給を得ているわけではないからだ。
もしそういわれた場合は「違法ですので労基に行きますけどいいですか?」とでも言い返し、心の中で唾を吐こう。ぺっ!
有給申請に対して会社ができるのは『日付変更交渉』のみ
糞会社にはほかにもこういったパターンがある。
「退職前に有給消化?できるわけないじゃん」とかいう糞会社である。
首を洗って待っていろ。
さて、こういった場合はどうするべきか。
そもそも、有給が労働者の権利であるとは先に説明したが、権利である以上、会社は(違法行為を除く)いかなる理由であれ有給を承認する必要があるのだ。
そのため「有給消化とかできない」は通用しないのである。
なぜならあなたが申請を行った時点で会社は承認をするしかないからだ。
しかし、会社側にも都合というものがあり一応『日付交渉』だけは行えるようになっている。
たとえば休暇に入る日を3日後ろへずらしてほしい、などと要求される場合があり、これについては違法ではない。
きちんと話し合って、お互いのよいところで有給消化に入るべきだろう。
有給の買い上げは違法である
では「有給を買い上げるから最後まで働いて!」というパターンはどう対処すればいいだろうか。
「違法ですね、労基、行ってきます!」と清々しい顔で労働基準監督署へ駆け込もう。
そもそも、有給の買い上げは特別な場合を除き、原則違法である。
そのため「有給は買い上げるから!」という言葉は通用しない。
しかし、もし退職までに引継を行わなければならない場合であれば円満退社のために有給をずらすことは年頭に入れておいてもいいであろう。
まあ、糞会社であればそんな遠慮も必要ないと思うが。
休みながら次の職場に備えられる重要な期間を確保しよう
退職時の有給消化は次の仕事へ向けて体を休めたり、準備をしたり有用な時間になることが多い。
また、労働者の権利をタダで投げ捨てるのは間違いなくもったいない。
せっかくなので、有給消化をしてからやめるようにしよう。
世の中には「給与計算が面倒だから有給消化しないで」という会社も存在するが、そんなこと知ったことではない。
できる限り穏便に辞めるのがいいが、それでも有給が労働者の権利であることは忘れずに、強く生きていこう。