【仕事】派遣社員と業務範囲の話。自分の安売りは駄目ですよ。
派遣切りにあいそうな中ビクビクしていたが、どうやら更新になりそうである。
ただ、他の企業が撤退することによる仕事の引継があり、かつその仕事が非常に厄介であることをお伝えしたい。
晴れて社内ニートを卒業できそうだが、今一度、派遣社員としての作業範囲について考えるべき時がきてしまったのだ。
【目次】
片足を突っ込んだプロジェクトの隊長にされました
派遣切りにはあいそうにない。それはよい。
しかし、客先の業績悪化は問題であり、結果、他社を切ることで我々は継続という判断を取るようだ。
それに伴い、その会社がやっていた作業を引き受ける必要があるのだが、これが非常に重い。
そもそも、そのプロジェクトに在籍しているのは来てすぐ位のころ「やることないですかね?」「ないね。とりあえず、こっちのプロジェクト手伝う?」「(暇なので)やります!」みたいな会話が原因である。
その後、本来の仕事が動き始め、現在はそちらの作業に重点を置いている状態なのだ。
しかし、その片足を突っ込んでいた船が「対岸の火事(笑)」状態になったころ、突如、船が棺桶へと代わり、足をつかまれた。
「業務の引継に伴い、こちらにも完全に半身を置いて頂きます。それから、このプロジェクトは基本的に派遣社員で構成されていますが、雑兵Aさんが隊長ですファイト!」
以上が私の現状である。
問:派遣社員なのにリーダさせられるんだけど?
こういわれた私の脳内は「脱!社内ニート!」と「はて、派遣社員とは?」の2種類から構成される。
社内ニートを脱せられるのはよいが、はたして派遣社員がプロジェクトのリーダを務めてもよいものなのだろうか。
似たような事例がYahoo知恵袋に投稿されていたので紹介しよう。
投稿者の論点は私とは少し違い「派遣社員と社員が同じような仕事内容をするのはおかしい」という点だが、延長線上で「派遣社員なのにリーダの仕事を振られた」という話が出てきている。
私も派遣社員をやっている理由の一つとして責任の重さが違うという点を挙げている。
社員であるほうがもちろん給与はよいのだから、それだけ責任を負う仕事をしてもらうべきであるし、逆に派遣社員は正社員の指示を仰ぐのが当たり前なのでは?という意見である。
答:派遣社員は「決められた仕事を行う契約」である
先ほどの知恵袋を読み進めると、ベストアンサーは以下のようになっている。
業務内容の件ですが、派遣先の考え方次第です。
派遣先が高い時給を払っているという思いがある会社は、業務に関しては、社員、派遣社員は区別しない所もあります。
要するに、派遣先の要望に応じて対応すべきであるという意見だ。
しかし、もう少し調べてみると以下のような記事が出てきた。
http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/qa3040.htm
これによれば
労働者は、自分が合意していない仕事を無理矢理にしなければならないという義務 はありません。
となっている。
即ち法律上は派遣社員は決められた仕事をこなす契約体制であり契約にない業務はこなす義務がないということなのだ。
契約外の仕事を行うべきかどうかはぶっちゃけ自分次第
とはいえ、この世の中。言われたことだけやっているだけならAIでもできる。
もしも、業務している企業に少しでも食い込みたいなら業務内容を交渉することをおすすめする。
例えば、業務をやることは構わないと考えているのなら、派遣元に「こういう提案をされているが、やってもよいか」と確認してみるのだ。
そうすることで派遣先の企業の心象もよいし、自分の納得できる業務体制をつくることができる。
また、他にも「この業務内容を行うのであれば時給を上げてほしい」という交渉も派遣元へ可能である。
自分を安売りすることなく、業務を行っているのであればそれだけの報酬はきちんともらうべきである。特に派遣社員はそういった部分の担保がないので、正社員よりも交渉する余地があるといえよう。
……さて、私の方はいったい何を交渉しようか。
とりあえず、時給については交渉の余地がありそうだが、個人的に今の作業場所は時給が結構いいので、もうこれ以上もらうのもはばかられる。
いっそ、社員にしてもらえないだろうか(遠い目)