私は雑兵

社内ニートが自律神経と戦っています。

【仕事】人生のアカウントは一つしかないのだし

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同調圧力に屈しているような気分である。

 

体調は悪化の一途をたどっていたが、周囲からの評価を気にして無理やり体を引きずって出勤した。

周囲からすれば病原菌を持ち込むなと思われていることはわかっている。だって連休前じゃん?風邪とかもらいたくないよね。

 

それでも、会社の人から「あいつ休みすぎじゃね?」と思われるのがいやで出社した。

 

そんな中、ふと出会った会社の人(女性)に「体は一つしかないのだから、ゆっくり治すのよ」と言われた。

心が軽くなった気がする。

 

【目次】

 

会社からの評価と自分の体

……とまあ、こんな感じで、現在ウィルスに体を占拠されている。現時点では熱もないので、あるのは喉の腫れと鼻水が止まらないという症状である。どうせ、しゃべることも少ないし、鼻は鼻炎でよくスンスンいっているのだからあまり変わりはない。

 

風邪を引いたとき、私の頭の中によぎるのは有給の残数であった。私は月に1回ほど、疲れが蓄積しぶっ倒れてしまうのだが、そのおかげか現時点での有給数はさほど多くない。

というより、勤務して一年の派遣社員の有給などそんなものだろう。

毎月、ぶったおれ休んでおきながら、風邪を引くと妙な社畜精神が顔を出す。「昔は風邪をひいても出社したなあ」とか「どうせ会社に行っても座ってPCを向いているだけなのだから、行った方がいいよなあ」とか。SEの時も思っていたが、寝転がって一日過ごすくらいなら、有給を取っておいてPCの前で座っておいた方が良いのではないかと考えてしまうのだ。

それと同時に気になるのは、やはり会社の評価である。「あいつ、すぐ休むな」というのが煽り文句になる日本がどうかしているのは冷静な時の思考である。高熱にうなされている私にそんな高僧のような賢い考えは浮かばない。

 

「いかなければならぬ。これからも金銭を稼ぐために」と、金に執着したゾンビのごとく、地を這って会社へ向かうのである。
もはや病気、いや呪いだ。

 

論理的な思考「金を稼いで、体をメンテナンスする」or「金をほどほどにし、体は良い状態を維持する」

金を稼がねば、生きていけぬ。

しかし、金を稼ごうとあらがえば体を壊す。

 

相反する世情のなかで、私はゾンビのように会社へ出社したが、よくよく考えればこれはもう呪いであるとしかいいようがない。

 

お金を得るために健康や人間的生活を投げ捨てることになんの価値があろう。私のやるべきことは健康な体をまずは維持することで、よしんば体が壊れているのならばそのメンテナンスに時間をかけるべきなのだ。

ここで無理をして金銭を稼ごうとすれば健康はボロボロと崩れ去り、その健康を取り換えすのに倍以上の時間がかかるというのはうつ病を通じて得た持論である。

 

であれば、私がすべきことは休むことであり、金を稼ぐことではない。

よし、会社に行くの中止だ!もう帰ろうぜ!

 

っていうか、風邪で来ても仕事できねぇし

というか、会社に来ても体調が悪ければ通常のパフォーマンスを披露することは不可能に近い。

ただでさえ、うつ病になる前の7割ほどしか仕事ができていないのに、高熱の状態以上が加わればそれも5割ほどに落ちる。そんな状態でミス連発するよりも、ゆっくり休んで遅れを取り戻した方が確実といえよう。

 

というわけで、皆さまはよい連休を健康に過ごしていただきたい。

この人生というアカウントが一つしか作成できない糞ゲーに実装されている連休という自由な時間を存分に楽しんでいただきたい。

そう、不健康な私の分まで。いや、私はまず風邪を治します故。どうか、連休明けもここでお会いしよう。