【社内ニート】ついに社内ニート2号が完成した
11月だというのに、なんなのだろう、この暑さは。
事務所は最初に入った人が「寒い!」という理由で『暖房26度』などという地球温暖化にやさしくない設定をしているようで、とにかく蒸す。
私の隣にやってきた新人さん(年上)は寒がりで冷房の時期には上着ガンガン着込んでブルブル震えていたのに、現状では上着を脱ぎ捨て腕まくりをしている。
さて、そんなエアコン忍者の新人さん、本日、社内ニート2号であることが判明した。
【目次】
社内ニート1号さん、何をしているんですか?
お手洗いで朝、必ずすれ違うのだが、その時に「実は今日の会議がなくなった」という話をした。
会議は我々、社内ニートの希望である。
1時間程度の時間、座っているだけで仕事とみなされるからだ。(本当は発言して生産的な会議を過ごしたいが、そんな権限はない)
それがないと知り、困ったような表情をした新人さんは「実は私、タスクがないんです……」と静かに話し始めた。
あまりの不憫さに「奇遇ですね!私もです!」と元気よく返事をしてしまったのは言うまでもない。
ただ、そんな世間話の延長で「雑兵Aさんは、普段、何をしているんですか?」と言われてしまった。
そりゃ、聞いたらアカン……社内ニートにとって悪魔の言葉やで。
何をしていますかね、私。
彼女の言葉には「勉強しています」と答えたが、半分間違っていない。
たまにではあるが、会社に必要な知識を吸収するため、そのような記事を読むこともあるし、サイト登録をしたら資格の過去問ができるので、それもやろうと画策している。
しかし現状は半分以上の時間を娯楽に費やしていると、果たして口に出せようか。
PCを立ち上げ、日参しているブログを回る。記事を見ながらはてなブログを開き、自分の記事を作成する。そしてあとは某匿名掲示板のまとめを見たり、個人的な研究(中国史)をしたり、小説を書いたり……。
仕事しろって思うだろう。しかし、仕事がないのである。
派遣社員の事務員は社内ニート化に備えよ
そもそも、派遣社員には契約上、やっていいタスクと手を出してはいけないタスクが存在する。
それを理解したうえでギリギリの仕事をするのであればよいが、ぶっちゃけ、まあ、ない袖は振れない。つまり、仕事が無くても仕方がない場合もありうる。
こういった場合は、素直に諦めて勉学や、なにか生産的なことでもしないと、精神が摩耗してしまう。
昔、5億年ボタンという漫画作品がネット界隈で有名になったことがある。
知らない方のために概要だけ説明すると
【概要】
- ボタンを押せば100万円が手に入る
- ボタンを押したと同時に何もない空間に飛ばされ、5億年生活しなければならない
- 5億年の時が経てば、記憶は消され、ボタンを押した直後に移動する
- 即ち最終的にはボタンを押した瞬間100万円が手に入る
というものだ。
あの漫画でも5億年という途方もない時間、なにもすることがないとなると発狂に近い形で描かれていたが、正直、社内ニートの時間はそれである。
さすがに5億年もないが、それでもいつ仕事がくるかわからない状況で無の時間を過ごすのが精神的に健全であるといえるわけがない。
社内ニートであれば、ある程度は暇を扱う術を身に着けよう
本来、社内ニートなど存在しない方がいい。
仕事がある程度、潤沢にあり、そのタスクを一つずつつぶしながら社会に貢献できることが本来、派遣社員のあるべき姿である。
しかし現状、そうはいかないことが多い。
どこかで割り切って暇つぶしをしてしまうことも大切だ。
上記を上手に伝えたうえで、隣人(新人さん)をどう救うか。
私の思考は、いま、そこで停止している。